プリントに花の装飾──アイコニックなディテールが詰まったキャミドレス(Kyoko Osawa)
素晴らしい才能が集まるファッション業界の中でも、ドリス・ヴァン・ノッテン(DRIES VAN NOTEN)ほど最後の最後まで、純粋にファッション、そしてプリントを愛して貫き通したデザイナーはいないのではないでしょうか。私は決してコレクターではないけれど、そんな彼の愛情の込もった服作り、作品が大好きでした。
そして、お気に入りのフラワーモチーフのプリントドレスに加えワードローブに加えたい今季のアイテムといえば、幾何学柄のキャミドレス。プリントのファブリックを2種類かけあわせ、その繋ぎめにさりげなく花モチーフの装飾をあしらった一着は、まさにドリスらしいディテールを凝縮したアイコニックなデザインです。ドリスがずっと服やファブリック、花々を愛してきたように、このドレスも末永く大切に愛していきたいと思います。
プリントもデザインも、ザ・ドリス!なシャツを記念買い(Gen Arai)
ミーハーな僕は短期間でお気に入りのデザイナーやブランドが入れ替わったりするのですが、ドリス・ヴァン・ノッテンは学生時代から今までずっと好きなデザイナーだったな、と改めて思います。いつの時代にも色褪せない「ドリスらしい服」を作り続けてきたデザイナーであるドリス自身の穏やかな人柄も好きだった理由の1つ。頑張って手に入れたアイテムは決して手放せなないものばかりです。
そんなドリスの服と言えばその独自のプリント使い。ウィメンズはもちろんメンズでも毎シーズン印象的なプリントを発表していて、最近だと16年春夏のマリリン・モンローや、19年春夏のヴェルナー・パントンとのコラボレーションも素敵でした。欲しいものがたくさんある24年春夏メンズコレクションでもまずはプリントシャツを購入したいと考えています。グラフィカルなプリント生地を使ったボシクーなシルエットの開襟シャツは、僕が考えるドリスらしさを象徴する一着。全面プリントなのに上品さを失わないのはさすがドリス!ずっと愛し続けたいです。
柄ソックスが主役の足もとコーデを堪能したい(Mayumi Numao)
2024年春夏コレクションは、ウェアもさることながら足もとのコーディネートも秀逸でした。ヒールにプリントソックスに合わせて、足首でキュッとレースアップを結んだスタイルはぜひとも真似したい!夏に向けて、プリミティブなムードが漂うトングサンダルを狙っています。緩やかに弧を描いたウッドヒールは、ドレスルックやカジュアルなデニムコーデにも合いそう。ドリス ヴァン ノッテンの魅力はたくさんあるけれど、装飾的な要素を加えた大胆なスタイリングに魅了されてきました。このサンダルは、シーズンを問わず愛用し続けたいデザインです。
1枚持っておくとコーディネートが一気に格上げするビジューシャツ(Yui Sugiyama)
ドリス・ヴァン・ノッテン(DRIES VAN NOTEN)はカラーパレットが秀逸で、エフォートレスなおしゃれを後押ししてくれるブランドとして知られています(なので編集部はもちろん、モード界にファンが多いのも納得です)。さりげないドレスアップの提案もうまく、このビジューシャツはまさにそのスタイルを体現するアイテムの一つ。
デイタイムにカジュアルなデニムなどと合わせたスタイルミックスもいいですし、夜のきちんとしたイベントでは言わずもがな。コーディネートに投入するだけで一気にモード感が増すこのアイテムは絶対重宝するはず!と狙っています。